子供にも得手、不得手があります。
うちの子は算数の計算が苦手です。異様に・・。
一つ桁が繰り上げる足し算や、繰り下がる引き算はちょっと前までは指を使って計算していました。
算数の理解度はそれなりにあるのですが、結局計算でミスが出て全然点数が伸びません。
「計算で間違ったら、結局理解してなくて☓になるのと同じことだぞ。」
と何度も何度も言い聞かせてミスしないように注意していますが、やはりダメ。
これじゃどんなに頑張っても運次第。
まぁ色々探しました。単純に計算させる問題集やら、計算を早くするコツの本など様々試しましたが結局ダメ。
そんな中、ん?
という問題集に出会いました。
前回も紹介したことがありますが、
『5年生までにマスターする山本塾の計算ドリル』
5年生まで・・・。どっちだ?
今小学4年だから、5年生になる前までなのか、5年生が終わるまでなのか・・・・。
藁をもすがる思い、とまではいきませんが、やってみました。愚直に。
最初は簡単です。1+2、とかですからね。流石にいきなり合格ラインの時間でクリア。
でも段々難しくなります。難しいというか、面倒。
大人でも筆算でないとすぐに解けないような問題も、どんと与えられるわけです。
563+896とか。これはイケるか・・。
問題集の中盤にも差し掛からないページで、一気にクリアできなくなってきました。
何度も何度もクリアできるまで、何回も何回も同じ問題を延々と。
1日何回同じ計算やってるんだ?時間の無駄か?って思うくらい・・。
勉強時間のうち、段々とこの問題集を解く割合が増えていきましたが、何度も何度も。
何度も何度も・・・・。
1時間以上同じ問題を繰り返すようになってきましたが、それでもやり続けました。
30問近くある問題を10回転とか。
すると、いつかは時間内に解けるようになります。
答えも覚えちゃいますからね。そしたらまた次のページ・・・。
およそ1ヶ月。苦行に耐えてもらいました。
この繰り返しを延々とやったところ・・・・
普通にめっちゃ早くなりました。当たり前か!!
四谷大塚の毎日こなさなければならない計算問題もはやい。
もう、数字を覚えちゃうんですね。反射で答えがわかってしまうくらい。
以前は間違えるし遅いので、父親の私には勝てませんでしたが、今では競争しても息子が余裕で勝てるレベルになりました。
当たり前ではありますが、そういえばこの当たり前がなかなかできない!
言われてみればそうですね。
それだけやればそりゃできるわ。って思ってもやらないもしくはやれないからできないことってありますね。
苦手を克服するには結局やるしかありません。あとは近道を探すしか・・。
うちの息子にとっての克服法はこの計算ドリルです。
あと一つ。どこで間違えたか。を記録していくと、間違えやすい数字、というのがあることに気づきました。
7+6だったり、7の段の掛け算や引き算。
これがわかっただけでも儲けものです。
徹底的にその苦手な計算を繰り返して、克服すればいいわけです。
息子、でかした。と思いますが、苦手って嫌いでやらないから苦手なんですよね・・・。
苦手に向き合って絶対克服してやる!っていう覚悟があるのであれば、おすすめです。
ちなみに、5回位解き直すと、悔しくて泣き始めます。
無視しましょう。受験するしないにかかわらず、その子のためです。
もう一つちなみに。
まだ道半ばで半分くらいまでしか終えられてません。
でも、進学くらぶの週テストでは50分試験時間がありますが、大体30分くらいですべて解き終わるくらいになりました。
今までは全部解けるかどうかギリギリラインでした。
それだけでもやってみた効果はあったのかと思います。
まぁ、満点ではありませんが、それはまた別の問題です・・。